外注による人材育成研修の盲点は

定食メニューになってしまう

外注による人材育成研修は、数多く開催されています。分野や費用も様々でわざわざ自社内のスタッフに資料を作らせるなどの準備をしなくても、すぐに社内の問題点に対して研修を準備することができます。しかし、外部の人間に自社が抱える問題を簡単に理解してもらうのは一苦労です。講師に自社の問題点を説明しているうちに、自分が研修をやった方がいいのではないかと思うくらいにしっかりと説明しないと、満足のいく研修にはなりにくいことが多いです。言うなれば外注による研修は、中身が決まった定食のようなもの、と例えることができます。より満足のいくもの、自社の問題点に完全にマッチした研修をするためには、日々の観察が重要であり、社内のスタッフが研修する方が高い効果を上げることができます。

スタッフ間の関係性の違い

昔は、「仕事は見て学べ」と言われており、簡単に教えを請う、ということはあまりよく思われていませんでした。また、見て学ぶ過程でコミュニケーションをとったり、上司が部下を気にかける、ということも自然の流れの中でできていました。外注の研修に頼ると、日々の疑問を質問する先が外注の講師となり、社内の人間同士で教え、教えられる、という関係性が生まれにくくなります。このことは仕事をしていく上で非常に注意しなければいけない点です。昔ながらの「師匠と弟子」的な考え方を捨てられない人は、関係性をうまく作ることが難しいでしょう。反対にこういった外注による学習に慣れている人は、フランクな関係性を作ることに長けていますので、仕事の中でストレスを感じにくくなります。

接客の研修は、どのような企業でもとても注目されています。社員同士、お客様に接する時等どの場面にも通用するとても大切なことだからです。

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