会社内の人材による人材育成研修で押さえるべきことは

緊張感を持たせて実施すること

社内の人材を講師にして人材育成研修をするときには緊張感のある雰囲気を作り上げることが肝心です。普段から接している社員と上司という関係で人材育成研修をしたときに問題になるのが、遊び半分の気持ちで取り組んでしまいがちになることです。真剣に取り組む姿勢を持ってもらうと同時に、研修を通して何を達成すれば良いのかを意識させることが重要になります。研修のゴールを最初に明確に示し、限られた時間の中でその目標に向けて頑張らなければならないことを自覚させましょう。外部講師を招いた場合と違って緊張感が欠けてしまいやすいので、研修の最初に必死に取り組まなければならないという気持ちを持たせるように仕向けるのが大切なのです。

事例を使うときには慎重に

人材育成研修では実際に社内で起こった事例を挙げて問題への取り組み方を考えさせることも少なくありません。具体例を挙げるときには身近なものを使った方が効果が上がるのは確かですが、使い方には気をつけなければならないのも確かです。講師が社内の人材の場合には、その人が取り上げた事例に対して興味を持っていたことがわかってしまいます。そして、それが失敗事例ならその当事者への批判と捉えられる可能性があり、上司の成功例ならごますりと考えられてしまうリスクがあるでしょう。社内事例を使うとこのようなトラブルの原因になりかねません。事例を挙げるときには慎重になることが必要で、できるだけ他社のものを用いるのが安全策です。

接客マナーの研修を受ける場合、自身の業務に関係する事柄は特に重視しなければいけません。仕事によっては研修で必須項目を取得している前提で業務に就くこともあるので、真摯な姿勢で研修を受ける必要があります。

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